革製品 プロが教える自分でできる超簡単革財布、レザーバッグの自宅お手入れ。頻度、クリームの種類、クリーニング方法、汚れ落とし方。無料メンテナンスのご案内
革製品を長く愛用するポイントは使い方とお手入れです。少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、これだけつかめば大丈夫というポイントと、これは絶対にやってはいけないポイントを解説します。ページの最後には、無料メンテナンスサービスと誰でもが質問できる所をご紹介いたします。
飛ばして読みたい方はこちらから↓↓
革の手入れは「見極め」から。自分の革はどのタイプ?
革は、鞣(なめ)しの時点でクロム鞣しとタンニン鞣しに分類されます。その後着色方法、フィニッシングでさらに分類され、それぞれお手入れ方法が異なります。ここでは大きく3つに分け、見分け方とお手入れ・クリーニングの仕方をご紹介します。
1. クロム鞣し × 顔料染め(日本で流通量が一番多く初心者向け)
日本では8割以上がこのタイプ。型押しされていることが多く、アニマル風、自然風など様々な形に加工されていることが多い。
2. クロム鞣し × 染料染め(日本では珍しく、欧州で人気の革)étonné エトネで使用の革
この革を使ったエトネの商品ラインナップはこちら
3. タンニン鞣し × 染料染め(お手入や経年変化を楽しむ方向け)
革の種類別|自宅でできる基本のメンテナンス クリーニング方法
1.クロム鞣し・顔料染めの手入れ方法
塗料で塗り固められているため、お手入れはとても簡単で初心者でも楽に使えます。
2.クロム鞣し・染料染め(エトネの革はこのタイプ)の手入れ方法
「油分を保つ」それを忘れなければ基本的にOKです。難しく考えずに、よく使うことが一番のメンテナンスです。
3.タンニン鞣し革の手入れ方法
一番センシティブな革のため、お手入れ頻度が高くなりますが、それも一つの楽しみとして経年変化を味わいましょう。
全ての革において大切なのは適度に使用することです。いくら保存環境が良くても、やはり1年に数回は使うのが良いでしょう。
本当に革財布・バッグのメンテナンスはハンドクリームでいいの?自宅でできる簡単な革のお手入その理由を深堀り
「本革」というと、何か特別感がありますが、よく考えてください。牛の皮膚なのです。
これからのご説明を、ご自身の手としてたとえてみると分かりやすくなります。
何もせずにそのままにすると手の皮膚はどうなりますか?皮膚が固くなり、油分がなくなってきます。それでは、手を洗った後何もしないとどうなりますか?乾燥して粉が吹いいたようにガサガサで白っぽくなります。そんな時にどうしますか?ハンドクリームをつけますよね?牛本革も実は同じなのです。
革の種類はそれぞれですが、基本的に皮膚として考えれば問題ないのです。基本は油分を保つ事なのです。ハンドクリーム油分を保つことに優れています。
しっとりとした元気な革 写真の財布を見る
牛革のメンテナンスにはどんなハンドクリームでもいいの?
エトネの革専門スタッフが試した限りでは、特に問題があった市販の保湿クリームはありませんでした。ご心配であれば、まずは目立たない場所に薄く塗ってからお試しください。
これはやめて!革製品の寿命を縮めるNGなこと
湿気の多い場所での保管は避けてください
レザーバッグや革財布を長期間保管する際は、軽く汚れを落としたうえで、湿気の少ない風通しの良い場所に保管してください。湿気の多い環境ではカビが発生しやすく、一度カビが生えてしまうと大変です。専門のクリーニング業者に依頼しても完全な除去が難しい場合があります。
革は雨には基本的に弱い
1(クロム鞣しの顔料染め)や2(クロム鞣しの染料染め)の革が多少撥水があるとしても、本革は水には弱いことを忘れないでください。雨や水に濡れた後の放置はNG。すぐにやわらかい布で水分を拭き取り、しっかりと自然乾燥させたあと、油分を補ってください。
ペンのインクにはご注意を
うっかりペン先が触れてインクが付着すると大変です。インク汚れは非常に落ちにくく、専門業者に依頼しても完全には除去できない場合がほとんどです。大切な革製品は、ペン類から離れた場所に保管することをおすすめします。
一方、コーヒーや汗による軽いシミは、使い込むうちに目立たなくなることもありますので、万が一シミにしてしまったら、すぐにふき取り、固く絞った柔らかいタオルでふき取りましょう。乾かした後には油分を入れましょう。
革製品がダメになる別の原因|内装劣化に要注意!
革財布やバッグが使えなくなる理由の多くは、実は革の劣化だけではありません。多くの場合、内装に使われている布や縫製のほうが先に傷んでしまうのです。
-
ポケットの裏地が裂ける
-
小銭入れの布が擦り切れる
-
ファスナーの縫い目がほつれる
これらを回避するには、やはり信頼のおけるブランドからの購入をお勧めいたします。職人の技術や、見えないところの素材のこだわりが、違いを生み出します。
例えばエトネétonnéでは、見えない内装にもこだわりを持っています。耐久性に優れた高品質の布を採用。ブランドカラーでもあるターコイズブルーの裏地は、実用性と美しさを両立させています。また、縫製も糸は耐久性の高い日本製を、ファスナーはYKKのみを採用。熟練職人が丁寧に仕立てます。
信頼あるブランドで、メンテナンスがしやすい革を選ぶのがポイント。étonnéの革製品は2番のクロム鞣しの染料染め。だから「育てやすい」
étonnéのバッグや財布が「育てやすく、長く使える」理由は以下の通りです:
-
イタリア製のオイルレザー(クロム鞣し × 染料染め)を使用
-
自然な風合いを活かした、軽くて柔らかい設計
-
表面加工を最小限に留め、エイジングを楽しめる素材選び
-
内装も高耐久で統一されたカラー&素材を採用
-
熟練職人が一点ずつ丁寧に製作
本当に長く使える革製品を選ぶなら、まずはétonnéのラインナップをのぞいてみてください。
まとめ|革のメンテナンスは「革と自分を見つめる時間」
まずは、ご自身の革の種類を理解し、それに合った適切なメンテナンスをすることが大事です。そして何よりも大切なことは、ご自身の肌と同じと思っていただき、油分を保つ事が第一です。
革のお手入れは、単なるクリーニングではありません。
それは、自分のライフスタイルと向き合い、革と一緒に暮らす時間をより良いものにしていくための「対話」のようなもの、そうエトネの革専門スタッフは言います。
牛革は一生モノではないかもしれません。
でも、「今の自分」と「今の革」を心地よくつなぐ方法が、きっとここにあります。
無料お問合せ 無料メンテナンスのお知らせ
エトネでは、革についてのご質問をエトネ公式ラインで受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
また、エトネの商品をお買上げのお客様は、エトネの商品を百貨店販売時にお持ちいただけると、無料でお手入れをさせていただきます。※購入証明書や領収書などは不要です。※エトネの商品以外は受け付けていません。詳しくは出店情報をご覧ください。