革製品 プロが教える自分でできる超簡単革財布、レザーバッグのお手入れ。頻度、クリームの種類、クリーニング方法、汚れ落とし方。無料クリーニングのご案内

革のお手入方法

革製品を長く愛用するポイントは使い方とお手入れです。少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、これだけつかめば大丈夫というポイントと、これは絶対にやってはいけないポイントを解説します。

また、ページの最後には、誰でもが質問できる公式ラインをご紹介いたします。

革の種類、仕上げ方法によって扱い方が異なる。まずは自分の革の種類を把握しよう。

革のお手入れ方法

革は、大きく分けてクロム鞣しと言われるものと、植物タンニン鞣しとがあります。日本に流通している大部分はクロム鞣しです。

どちらの鞣しかを確かめる方法は、お店の人に聞くことが一番なのですが、それができない場合の確かめ方の一つをご紹介します。

革財布のお手入

指先を少し濡らした状態で目立たない場所に指を押し当ててみましょう。水分がすぐに染み込んだらタンニン鞣しの可能性が高いです。※シミになる可能性がありますので、ご自身の責任において行ってください。

クロム鞣し革のお手入れの仕方

レザーバッグのお手入れ方法

ここではクロム鞣し革のお手入れ方法を主に説明いたします。

クロム鞣しでも、革の風合いを大切にしたナチュラルな染料染め(せんりょうぞめ)を施したもの、強度を重視した顔料でしっかりとコーティングしたものなど様々です。ここでは、その二つについてのお手入れの方法をご紹介いたします。

染料染めと顔料染め。レザーバッグ、革財布に共通するやった方がいい事とと絶対NGなこと

これをやるだけで長持ち。革製品を長く愛用するためのポイント

大切なのは適度に使用することです。いくら保存環境が良くても、やはり1年に数回は最低限使ってあげるのが良いでしょう。

また、カサカサとしていたら、油分を与えてあげましょう。革用クリームでもよいですし、ハンドクリームでも実は大丈夫なのです。
※お持ちのハンドクリームを試される場合はまずは見えないところからお試しください。

これはやめて!革製品の寿命を縮めるNGなこと

レザーバッグや革財布を補完するときには、ある程度汚れを落としたうえで、湿気のない所で保管してください。

湿気があるとカビが生えます。一度映えたカビを落とすには専門業者に頼まないと繰り返しカビが発生します。

また、雨に濡れたら必ず水分をふき取り、乾燥した後に油分を与えてください。

ここからは具体的なお手入れ方法をご紹介します。

顔料染め革のお手入れ方法

革のお手入れ方法

こちらは、ドラム(おおきな桶のような装置)に入れ、長い時間回転させよくもみほぐして鞣したイタリア製の革です。手触りがよく、丈夫なのでとても人気が高い革でもあります。また、傷が付きずらいようにコーティングされています。

鞣し革ドラム

このような革の扱いはとても簡単です。汚れた場合は柔らかい布を湿らせて、固く絞ってから汚れた部分をふき取ってください。汚れが取れない場合は革用クリーナーもしくは中性洗剤を使って落としてください。

革のお手入れ

風通しの良い場所で乾燥させ、完全に乾いたら油分を与えてください。

染料染め革のお手入れ方法

革のお手入れ方法

日本にはあまり流通していませんが、染料染めの美しい革の場合は、もう少しデリケートなお手入れが必要です。

大切なことは、汚れを貯めないことです。

革のお手入

基本は革用クリームまたはハンドクリームなどで油分を与える時に、きれいな布で与えると汚れも一緒に落ちます。

それでも落ちない場合は、少しだけ水分を含ませた柔らかい布で汚れを落としましょう。ポイントは部分的にクリーニングするのではなく、全体的にクリーニングをした方が水染みができずらくなります。

革のお手入

風当たりの良い場所で乾燥させたらしっかりと油分を革の内側まで染み込ませるように塗りこんでください。写真のようなオイルレザーはオイルを含んでいることが一番大切なポイントです。顔料染めの革よりもしっかりと油分を含ませてあげることがポイントです。

革製品には油分を与えることが最重要

革財布 自分でできる超簡単お手入れ。頻度、クリームの種類、クリーニング方法、汚れ落とし方。無料クリーニングのご案内革財布、レザーバッグのお手入れは本当はとっても簡単。でも大事な革財布だから革専用のクリームを買って、専用の布を使って、、なんて面倒くさいことを考えているとついお手入れ不足になります。

牛の革

革財布の事をもう少しシンプルに考えてみましょう。革は生物の皮膚です。ご自身のお顔や手はどうされますか?保湿クリームを塗ってあげると柔らかいお肌になりますよね?牛革も同じなのです。

牛革財布・バッグの日常のお手入れ方法はハンドクリームで

 最近欧州で人気のナチュラルレザーのように良い革は、化学薬品を極力少なく鞣(なめ)している革のため、風合いを楽しむことができますが、自然の革の状態に近いため保湿が大切になります。でも意外とお手入れは簡単です。

ハンドクリームを手に付けたついでに革財布にもつける

革財布の種類にもよりますが、特殊な革ではない限りハンドクリームで保湿することでかなりの効果が得られます。手を保湿したら、その手でサラっとお財布を撫でてあげてください。多くクリームを塗布する必要はなく、いつもの量のいつもの使い方で問題ありません。塗布すると驚くほどの違いがみられますよ!

革財部のお手入れ。お勧め方法、クリーム、頻度
ハンドクリームを塗布

多く塗布しすぎるとしみになる可能性がありますので、良く手で伸ばした後、革財布を撫でるようにつけてください。このようにすると保湿は勿論、日々の汚れもするっと取れますのできれいになります。

革に使えるハンドクリームの種類やおすすめクリーム

 

よほどの強い香料や色が付いているハンドクリームでなければほとんど問題ないでしょう。はじめはお財布の内側など見えないところで試し塗りをすることをお勧めします。

革財布用おすすめクリーム

無添加な方が無難なのですが、あまりこだわるとまた日常のお手入れが大変な事になってしまいますので、ご自身が使っているクリームでまずは試していただくことをお勧めいたします。できればクリーム系をお勧めします。

革財布のお手入れでちょっと難しいハンドクリームとは

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オイル系

椿油や馬油などのクリーム系ではなく油系をご自身の保湿で使われている方は少し気を付けてください。クリームより油の方が浸透スピードが早いため薄く伸ばす前に革の中へ浸透しすぎることがありま。。時と共に油のシミは薄くなりますが、シミを避けるためには薄く手でのばしてから塗布することをお勧めいたします。

革のお手入れ。頻度はどれぐらい?

革のお手入れの頻度は、革や使用状態により異なってきます。ナチュラルレザーは人の手から出る油を吸うことにより保湿されますので、触る頻度が高いと実はよい状態を保つことができます。使用状況、保管状況によってお手入れの頻度は全く異なってくるのです。

革のお手入れのタイミングは2つのポイントでチェック

 

革財布 自分でできる超簡単お手入れ。頻度、クリームの種類、クリーニング方法、汚れ落とし方。無料クリーニングのご案内

革の表面が少し乾燥してきたな、と感じたらお手入れをしてあげるのが一番です。ドライになっているというのはどのような状態かというと二つポイントがあります。さわり心地と発色です。

革財布が乾燥している状態:触感で確認

革がドライになる状態は、少し白っぽくなり、手で触るときに少しザラっとします。表面が少しけば立ったような感覚がある場合もあります。そこまでくるとかなり乾燥している状態ですのでしっかりとクリームを塗ってあげましょう。

革財布が乾燥している状態:発色具合で確認

乾燥してくると、革財布の色が白っぽくなり、本来の色よりも薄くなります。ビフォーアフターの写真でもわかる通り、しっかりと保湿されていると美しい発色をします。人間の皮膚と同じですね。

定期的なお財布のお手入れは半月~2か月に1回程度を目安に

それでも革財布のお手入れの頻度が知りたい!とおっしゃる方に敢えてお伝えするとすれば1~2か月に1回行うことで良い状態を保てるのではないかと思います。こちらも試してみてお手入れの回数の増減を調整してください。

革財布のクリーニング方法

日常のお手入れがあれば汚れることはあまりありませんが、しばらく放置してしまった場合は次のステップでお財布をクリーニングしてください。

①財布の汚れ具合をチェック

上記のようにハンドクリームで取れる汚れなのかをまず確認します。こちらで取れない汚れがある場合は次のステップに移ります。

②汚れ別にお財布クリーニング

ここでは3つの代表的な汚れ別にクリーニング方法をご紹介します。

手垢による自然の汚れ

基本的にはクリームで落とすことができるのですが、蓄積された手垢であれば柔らかい布を用意してください。水を含ませ、しっかり絞った布で汚れをたたいてみましょう。ゴシゴシとこすってしまったり、水分を多く含んだ布を使うと新たなシミができますのでご注意ください。

クリーニング後はしっかりと保湿をしましょう。

水シミを綺麗にする方法

ただの水であれば保湿クリームを入れてあげるとあっさりとシミが消える場合が多いです。それでも消えない場合は、柔らかい布に水を含ませ良く絞りシミをたたいてください。これによりシミの境目がぼやけてシミが目立たなくなります。乾いたらクリームでの保湿をしっかりとしてください。

ボールペンによる汚れ

残念ながらボールペンによる汚れは革にとって大敵で自分ではきれいにすることは不可能です。近くの革クリーニングに相談してみましょう。

公式ラインから革についての無料お問い合わせができます。

南スペイン発のレザーブランドエトネの公式ラインでは、革に関する質問に無料でお答えいたします。

公式ラインに登録の上、トークからご質問ください。基本的に5営業日以内にお答えいたします。

étonné エトネの商品をお買上げの方は無料クリーニングサービスが受けられます。スペイン発レザーブランドエトネ

スペイン発のブランドétonné エトネは、正規商品であればクリーニングマイスターのクリーニングを無料で受けられます

 

étonné エトネは百貨店での出店時など、定期的にクリーニング無料デーを実施します。エトネの正規商品であれば無料で簡易クリーニングを受けることができます。

※出店時の一部の日時にて開催いたします。詳しくは「出店情報」ページにてご確認ください。
※商品をお預かりすることはできません。
※販売対応がある時はお待ちいただく場合がございます。
※繁忙時は時間をずらしていただく場合があります。
※1日にお受けできる人数に制限があります。

étonné エトネの無料クリーニング

保湿クリームにより汚れを落としながら保湿をして革を正しい状態に近づけます。日常のお手入れと同等の簡易クリーニングをいたします。


※クリームで落ちない汚れや著しい破損がある場合はクリーニングをお断りする場合があります。

革クリーニング申し込み方法

クリーニング開催時に商品をお持ちいただき、スタッフにお声がけください。専門スタッフ滞在時に1時間ごとに1名お受けいたします。店頭にお客様がいらっしゃる場合は、大変恐縮ですが販売を優先させていただきますのでお待ちいただくことになります。ご了承ください。週末及び繁忙期にはサービスが提供できない場合がありますのでご了承ください。

コラム:スペイン発 étonné エトネのこだわり

étonné エトネ商品は風の時代に合った、一期一会の世界で一つだけのものです。なぜ世界で一つだけ?それは革と仕立て方に秘密があります。ここではétonné エトネのこだわりをご紹介します。

生き生きとしたエトネレザーのこだわりは表情。

エトネの革は、その表情を大切にしています。革の欠点を覆い隠すために多くの化学薬品を用いて顔料を塗りこんだ、傷のつきにくい革が大量生産されています。革を深く愛するエトネは均一にお化粧された革の表情を好みません。

エトネは隠す必要のない、厳選された高品質の原皮を使用します。そして個体一つ一つの表情を生かすため、原皮の表面がうっすらと見えるように染色を施します。これにより色にも濃淡が出て、革が生き生きとします。これがエトネレザーの追求する個性あるエトネカラーが生まれる秘訣なのです。

「軽さ」を追求

スペイン革職人

これは革製品?と驚きの声を頂くエトネは、「軽さ」にもこだわっています。耐久性を持たせた上でのギリギリの薄さに仕上げるため、最終段階で革の厚みの調整をします。これがエトネレザーの特徴です。「厚い革=良い革」ではありません。革の厚さは調整できるのです。エトネはひと手間かけて、熟練職人が「軽さ」を実現させます。

誰もが知るスペインのハイブランドを仕立てる熟練職人がつくる革財布

世界の革業界では知る人ぞ知る、世界トップブランドの仕立てを引き受ける街にて熟練腕利き職人が一つ一つ手作りしています。ここで仕立てられたものは、それだけで品質が保証されるといわれる、非常に名声高く、誇り高き職人が集まる場所です。エトネを仕立てる職人も、誰もが知るスペインのラグジュエリーブランドを仕立てる敏腕職人です。詳しくは「熟練職人の技術、それがエトネの自信です」をご覧ください。

スペインの革工房

大量生産で革を無駄にしながらカットする方法はいたしません。サステナビリティな社会をめざしているエトネは手作りにこだわって、一つ一つ革にリスペクトを込めて大切に使っていきます。工数が多くなっても、時間がっかっても、生き物(革)に感謝をしながら大切に扱います。

 

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